ガルバリウム鋼板とは?屋根や壁に
使用するメリット・価格などを解説

屋根や外壁などの素材に使われるガルバリウム鋼板。新しく設置をする場合、
そのメリットやデメリットを事前に把握しておく必要があります。
本記事ではガルバリウム鋼板について、メリット・デメリット、価格、メンテナンス方法などをご紹介いたします。
ぜひ参考にしてください。

ガルバリウム鋼板とは

ガルバリウム鋼板とは

そもそもガルバリウムとは、腐食から鉄を守る「亜鉛」と高い耐久性を持つ「アルミ」などを組み合わせた合金のことです。そのガルバリウムでメッキを施した素材のことをガルバリウム鋼板と呼びます。耐久性や耐震性が高いことから、主に屋根や外壁の素材として活用されてきました。2014年には従来のガルバリウム鋼板を改良させた「エスジーエル鋼板(SGL鋼板)」も登場し、ますます注目が集まっています。

ガルバリウム鋼板のメリット

ガルバリウム鋼板のメリット

ガルバリウム鋼板は多数のメリットを兼ね備えており、総合点の高い建材と言われます。
そのメリットを4つご紹介いたします。

サビに強い

一般的に金属素材はサビやすいという特徴を持ちます。サビてしまうと景観が損なわれるほか、サビの部分から穴が空き、雨漏りなどの原因となる恐れもあるでしょう。もちろんガルバリウム鋼板も沿岸地域や工場地帯などのエリアで使用する場合、サビが発生することはあります。しかし、トタンやアルミなどの他金属素材と比較するとサビは発生しにくく、その点は大きなメリットだと言えます。

耐久性が高い

ガルバリウム鋼板は耐用年数が約20年〜25年と長く、比較的長持ちをする特徴を持ちます。トタンの耐用年数が約10年〜20年と言われているため、その倍近くの耐久性があると考えれば、非常に頑丈な素材だと言えるでしょう。

耐震性が高い

屋根が重い場合、地震が起きた際に倒壊するリスクが高まります。しかしガルバリウム鋼板は金属素材のなかでも比較的軽量で、屋根材の厚さは0.35mm~0.6mmほどです。地震が多い日本国内でも、安心して利用できる建材のひとつだと言えるでしょう。

耐熱性が高い

ガルバリウム鋼板は、300度〜350度の高温に対しても長時間耐えられる耐熱性が特徴です。そのため、黒いデザインを施しても日射熱による劣化を受けにくいため、デザインの幅を広げることができます。

ガルバリウム鋼板のデメリット

ガルバリウム鋼板のデメリット

耐震性や耐熱性などの耐久面で優れているガルバリウム鋼板ですが、デメリットもあります。

比較的費用が高い

ガルバリウム鋼板は施工が難しく、他の建材と比較すると工事費が高くなる傾向にあります。たとえばサビを防ぐために他の金属との接触を防いだり、湿気を逃すための工夫が必要だったりなど、施工時には注意が必要です。また、金属素材のため雨音が響きやすく、防音対策などの別工事も発生するため、その分だけ費用も高くなります。参考金額ですが、1㎡あたり5,000円〜7,500円が目安となるでしょう。

ガルバリウム鋼板(折板屋根)のメンテナンス方法

ガルバリウム鋼板(折板屋根)のメンテナンス方法

ガルバリウム鋼板は定期的なメンテナンスが必要です。
今回は屋根(折板屋根)を例として「塗装」「葺き替え」「カバー工法」3つのメンテナンス方法をご紹介いたします。

塗装

塗装工事は屋根の上から塗料を塗って、表面をコーティングする工事方法のことです。塗装剥がれを直して景観を良くしたり、防水加工を施して雨漏りを防いだりする目的から行われます。比較的工期は短く、費用も安く抑えられるでしょう。

  • 1平米あたりの費用相場
  • 4,000円〜7,000円前後

葺き替え

葺き替えは、屋根ごと張り替えてしまう工事方法のことです。既存の屋根を撤去する分だけ費用は高くなりますが、新しい屋根は見た目もよく、耐用年数も長くなります。

  • 1平米あたりの費用相場
  • 13,000円〜18,000円前後

カバー工法

カバー工法は、今ある屋根の上から新しい屋根を重ねる工事方法のことです。屋根が二重になる分だけ防水性や耐久性が高まります。また、葺き替えとは異なり屋根の撤去が不要なため、工事費用も安く抑えられるでしょう。

  • 1平米あたりの費用相場
  • 5,000円〜8,000円前後

※本記事でご紹介した費用はあくまで目安です。実際の費用は、工事会社・工事内容・工事時期によって変動しますので、あくまで参考費用としてご認識ください。

ガルバリウム鋼板(折板屋根)の専門業者を選ぶポイント

ガルバリウム鋼板(折板屋根)の専門業者を選ぶポイント

工場改修を依頼する業者を選定する際に、気を付けておきたいポイントをみていきましょう。

施工実績や技術力

ガルバリウム鋼板の設置やメンテナンスをする場合は、専門業者をしっかりと選ぶ必要があります。
なぜなら表面に汚れが付着しづらいガルバリウム鋼板では、塗装工事が甘くなる業者もいるためです。
すぐに塗装剥がれが生じれば再びメンテナンス費用が発生するため、下記2点のポイントから信頼できる専門業者を選びましょう。

実績や歴史を確認する

専門業者の実績を必ず確認したうえで発注してください。もし工事でミスが発生してしまうと、最悪の場合は事故に繋がる恐れもあります。公式サイトで他社事例を確認したり、インターネットで口コミを調べたりして、できるだけ安心して依頼できる専門業者を見つけましょう。もし何も情報がない場合は、公式サイトの会社情報から創業年数を確認することがおすすめです。古くからある会社の場合、その分だけ実績もあると判断してお問い合わせをしてみると良いでしょう。

相見積をとる

発注先を決める前に必ず相見積をとってください。専門業者のなかには不当に価格を釣り上げて見積を提示してくるところもあります。相場観を把握しておくためにも相見積は必須だと言えるでしょう。しかし、最も安い業者に依頼することを勧めているわけではありません。先述した実績や歴史も考慮したうえで発注先を決めましょう。

ガルバリウム鋼板(折板屋根)の
メンテナンスなら綿半ソリューションズ

ガルバリウム鋼板(折板屋根)のメンテナンスなら綿半ソリューションズ

かつては屋根に波型スレートを設置する工場が数多くありましたが、最近では耐久性や耐熱性の観点から、折板屋根(ガルバリウム鋼板)を設置するケースも増えてきました。工場の屋根に折板屋根を設置したい、もしくは折板屋根のメンテナンスをしたい場合は綿半ソリューションズがおすすめです。創業から約400年が経ち、たしかな実績を築いてきました。とくにカバー工法の歴史は約40年ほどあり、業界のなかでも古くから取り組んできましたので、他社には負けない技術力を誇ります。工事期間中でも操業を止めることなく対応できますので、ご安心してお任せください。


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また弊社では、近年頻繁に発生する「集中豪雨」の対策として、排水溝を分散させるバイパス樋の施工もご提案させていただいております。屋根上の排水経路を複数設置することで、集中豪雨が発生した際のオーバーフローによる漏水を防ぐことが可能です。

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