工場が暑すぎる!
7つの暑さ対策グッズや根本的な解決方法まで解説

「工場が暑すぎて辞める人が多くて困っている」
「工場が暑くなる原因を知って対策したい」
「工場で働く人が個人レベルでもできる暑さ対策は、どのようなものがある?」

このように悩んでいる方も多いでしょう。暑すぎる工場で働いていると、仕事のやる気が出ないどころか、身の危険を感じることもあると思います。

当記事では、工場が暑くなる原因と、暑さを解決するグッズや方法を紹介します。

工場が暑くなる原因

工場が暑くなる原因

工場が暑くなる原因は以下の3つが考えられます。
● 熱を溜めやすい構造
● 空調設定が省エネ温度
● 空調設備がない
それぞれ解説します。

熱を溜めやすい構造

工場自体が熱を溜めやすい構造になっていると、夏には工場が暑くなります。特に金属屋根や黒ずんだスレート屋根の工場は日光の熱で徐々に室温が上がっていき熱の逃げ場もないため、45℃まで上昇する危険性があります。
空気の入れ替えができていない工場も、熱がこもって室内の温度が高温になりがちです。工場の室温上昇を抑えたいなら、まずは構造上の問題がないか確認してみましょう。


空調設定が省エネ温度

工場の決まりで空調が省エネ温度になっている場合があります。面積が広い工場で省エネ設定にしてしまうと、空調が効きにくいため暑さを感じやすいです。 同じラインでも、作業する位置によって空調の効き具合が変わってきます。全員に平等に冷気が届くようにしつつ省エネを実現したいなら、スポットクーラーを検討してみるといいでしょう。


空調設備がない

工場によってはコスト削減のため、そもそも空調設備が設置されていないことがあります。
空調設備がないと工場内の温度調節ができず、最高45℃まで室温が上昇する可能性があります。
空調設備がないせいで従業員が熱中症などで倒れたら労災になってしまうので、暑いと感じたら早急に対策しましょう。

工場で暑さ対策が必要な理由

工場で暑さ対策が必要な理由

工場で暑さ対策が必要な理由は以下のとおりです。
● 従業員の「熱中症」を防ぐため
● 商品・サービスの品質低下のリスクを防ぐため
具体的に説明します。

従業員の「熱中症」を防ぐため

従業員の熱中症対策の意味合いが大きいでしょう。室内でも高温多湿の環境下だと、熱中症を引き起こす危険性があります。熱中症で倒れると、最悪の場合死に至ることもあるので、暑さを感じる場合は必ず対策が必要です。
従業員が熱中症で倒れて労災認定されないように、暑さ対策はしっかり行いましょう。

商品・サービスの品質低下のリスクを防ぐため

商品・サービスの品質低下のリスクを防ぐためにも暑さ対策は重要です。取り扱う製品の性質によっては暑さで品質が劣化する可能性があります。
また、従業員にとって働きにくい環境だと業務効率の低下にも繋がるため、品質・サービスの仕上がりが悪くなってしまいます。お客様にご満足いただくためにも、涼しく働きやすい環境作りは重要です。

工場の暑さ対策・グッズ7選

工場の暑さ対策・グッズ7選

工場の暑さ対策に有効な対策・グッズを7つ紹介します。

1. クールタイプのボディシート
2. 冷却タオル・マフラー
3. 空調服・冷水服
4. スポットクーラー
5. 扇風機
6. 屋根用スプリンクラー
7. 遮熱塗料・遮熱シート

個人レベルで対策できるものから順番に見ていきましょう。

クールタイプのボディシート

クールタイプのボディシートは最も手軽で安価に購入できるアイテムです。コンビニやドラッグストアにて300円程度でいつでも買えるので、工場が暑くて耐えられなくなったときに、すぐにボディシートで身体を冷やせます。
汗を拭くついでに、ひんやりした成分を全身に塗れば、しばらく快適に過ごせるでしょう。
ただし、持続性はないので一時的な気休めにしかならない点がデメリットです。

冷却タオル・マフラー

冷却タオルや冷却マフラーも個人で手軽にできる暑さ対策の1つです。首に巻いておけば、暑い中作業していても熱中症になりにくくなります。
1,000円前後と、比較的安価に入手できるのも嬉しいポイントです。水に濡らしたり保冷剤を入れたりするタイプの他に、特殊素材の冷感タイプがあるので、好きなものを選んで暑さ対策として活用しましょう。

空調服・水冷服

空調服・水冷服といった特殊な作業服を活用して体温を下げるのもいいでしょう。空調服は小型のファンがついている作業服で、作業服内に蓄積された熱の排出効果もあります。
水冷服は服の内部にチューブをめぐらせて冷却効果を得られる服で、作業服の中に着ることができます。どちらも相場は1〜2万円と、個人レベルでできる対策としては高めのアイテムですが、効果は抜群です。ただし、電池や水を入れ替えなければいけないので、少々手間がかかる点に注意しましょう。

スポットクーラー

スポットクーラーは自由に移動させられる小型クーラーです。部分的に温度を下げるアイテムなので、作業場所が固定されている場合に有効です。
工場全体ではなく1人ずつピンポイントにクーラーを当てて冷やせるので、省エネにもなります。作業者としてもスポットクーラーで効率的に体温を下げると、不思議と作業が捗ります。価格は10万円しないくらいなので、数台導入するくらいなら工場としても導入しやすいでしょう。

扇風機

設置費用や光熱費を抑えたいなら、エアコンより大型扇風機がおすすめです。大型扇風機は5,000円程度で買えるものもあり、100〜200万円が相場の工場用エアコンより安いので導入しやすいメリットがあります。
エアコンと併用して冷気を効率的に循環させられる効果もあるので、工場の作りに応じて設置方法を考えてみましょう。

屋根用スプリンクラー

屋根用スプリンクラーは、屋根に散水して工場内の気温上昇を防ぐアイテムです。屋根に水を撒くことで、工場内の室温が5℃下がるというデータがあります。
工事費と水道代がかかりますが、エアコンより省エネで費用も抑えられます。エアコン以外で室温を下げる方法を探しているなら、屋根用スプリンクラーを検討してみてもいいでしょう。

遮熱塗料・遮熱シート

遮熱塗料・遮熱シートは屋根に取り付けて熱を遮断し、工場内の気温上昇を防ぐものです。直射日光から屋根を守れる効果があり、遮熱塗料を塗れば建材の寿命も延ばせます。
そもそも熱を溜めやすい作りになっている工場には、遮熱塗料や遮熱シートを使って根本的な暑さ対策をするのがおすすめです。遮熱塗料・遮熱シートの効果を詳しく知りたい方は、以下の項目もご覧ください。

工場の暑さを根本から解決するカバー工法

工場の暑さを根本から解決するカバー工法

工場の暑さを根本から解決するならカバー工法で屋根や外壁から対策することをおすすめします。カバー工法とは、既存の屋根や外壁の上に新しい屋根・外壁を重ねる方法です。
カバー工法を施す際に遮熱シートや遮熱塗装で対策すれば、涼しくて過ごしやすい工場になります。
以下の項目で綿半ソリューションズの遮熱塗料・遮熱シートの効果を具体的に見ていきましょう。

遮熱シートの効果

スレート屋根と、新設屋根の間に遮熱シートを敷き込んだWKカバーⅡ型(遮熱工法)を比較した結果は以下のとおりです。

屋根の種類 最高裏面温度
ストレート屋根 63.5℃
WKカバーⅡ型(遮熱工法) 43.1℃
遮熱シートのおかげで屋根の裏面温度が20℃以上も下がりました。

遮熱塗装の効果

スレート屋根に遮熱塗装を塗り、1年経過した屋根の効果を計測した結果が以下の通りです。

屋根の種類 最高裏面温度
ストレート屋根 59.8℃
WKカバーⅡ型(遮熱工法) 45.0℃
こちらも約15℃の差が生まれるという、遮熱塗装の効果がしっかり表れた結果となりました。

このように、遮熱塗料・遮熱シートを使ってカバー工法で屋根や外壁を改修することで、根本的に工場の暑さ問題を解決できます。

遮熱工事なら綿半ソリューションズにお任せください

遮熱工事なら綿半ソリューションズにお任せください

今回は、熱中症になりそうな工場の暑さを解決するグッズや改善案を紹介しました。個人レベルで対策するなら冷却タオルや水冷服で身体を冷やすのが一番です。工場単位で根本的な対策が可能なら、遮熱シートや遮熱塗料で室温を下げれば、工場が涼しくなるでしょう。
屋根や外壁に遮熱塗料・遮熱シートを入れる工事をするなら、綿半ソリューションズにお任せください。

綿半ソリューションズのWKカバー工法なら、外装に穴を開けない「インダイレクト工法」を用いて、粉塵や漏水を防ぎつつ安全に工事を進められます。工事中も工場は問題なく稼働できるため、改修工事の影響で業務に支障が出る心配もありません。

工場の暑さを根本的に解決したい方は、ぜひ以下の窓口よりお問い合わせください。

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